金曜ナイトドラマ「犬を飼うということ」 [ココアとの思い出]
最近、テレビドラマや映画で犬関連の作品が多い。
映画は三本公開されるし・・・テレビでもペット関連ドラマがいくつか放送されている。
最近私達は、テレビ朝日系では金曜ナイトドラマ「犬を飼うということ ~スカイと我が家の180日~」を毎週欠かさず見ていた。
このドラマは完成間近の東京スカイツリーのふもとに住む、壊れかけた家族に一匹の子犬が加わったことから始まる物語。
崩壊しかけた家族が子犬を飼い始めてから、奇跡的に再生していく道のりを描くオリジナル・ストーリーのホームドラマだ。
先日が最終回だったが・・やはり辛い結果だった。
ドラマの設定で、子犬がガンに冒されていて・・・余命が告知されていて・・・
奇跡も起こらず・・・子犬は死んでしまった。
なにも・・・ドラマで子犬をわざわざ殺さなくても良いのに・・・・
ただ・・・ドラマの中で・・・ぐっと来るシーンが2カ所合った。
1カ所目は、前科放送されたドラマのラストで、子犬が飼い主が出かけた後に、住んでいるアパート内の部屋を別れを惜しむように・・・ゆっくりと見回るシーンがあった。
子犬が家族と暮らしていた部屋に別れを告げている設定だと思う。
このシーンを見たとき、ココアとの最後の夜が脳裏に浮かんだ。
ココアが死ぬ前の晩のことだ・・・・。
あれは、ココアが二度の痙攣を起こし・・・深夜に動物病院へ連れて行き応急処置を済ませ帰宅した後だった。
ココアに寝る前に獣医から処方されたブドウ糖を飲ませ・・・私達はココアといつものように横になった。
私と家内の間に寝かせ「川の字」になっての睡眠だった。
ココアが病気になってから・・・いつもこのように寝るようになっていた。
次の日は朝一番に・・・それも、通常診察時間より1時間早く来院するように言われていたので、私達は早く寝るようにした。
家内は薬の為か・・・すぐに寝息を立てていたが・・・
私はなかなか寝付けなかった。
ココアはフラフラしてはいたが・・・気持ち的に少し落ち着いた感じだった。
そう・・・だから、まさか・・・次の日に死ぬとは本当に思わなかった。
少しウトウトして・・・ふと目が覚めると・・・隣に寝ていたココアがいない・・・
目を家内の方に向けると、ココアは寝ている家内の上にお座りをしていた。
家内は気が付かなくて・・・寝息を立てていた。
ココアが何をしているのか横になりながら黙ってみていると・・・ココアは薄暗い私達の部屋を見回している・・・
不思議な光景だった・・・・
今思えば・・・ココアはもうこの部屋に生きて帰れないと知っていたのかも知れない。
私達と暮らしていた部屋に名残惜しんでいたのだ・・・
今もこの時のココアの姿を思い出すと・・・涙が流れてきてしまう。
そして、昨日の最終回・・・・
ドラマ内の子犬が死んだ後に、家族と一緒に暮らしていた部屋で、子供が子犬が嬉しそうに駆け回っている姿(幻か霊か設定はわからないが・・・)を見るシーン・・・
うちのココアも死後あのように私達の部屋を駆け回っていたのかも知れない・・・・
そう思ったとき・・・・少し救われた気がした。
ちなみに家内もドラマを見て泣いていたが・・・・
私とは泣くシーンが異なっていた。
家内は子犬が危篤の場面で涙がボロボロ・・・
私は子犬の遺体を自宅へ持ち帰り・・・遺体を前に餌や線香をあげた場面と・・・最後の子犬の幻が駆け回る所・・・
ドラマ内で、犬を飼っていた家族の長男が・・・死んだ時には泣かなくて・・・
子犬の亡骸を処理したり・・・仮仏壇みたいなものを準備してから、思いっきり泣いていたのが印象的だった。
男は・・・そう言うものなんだ・・・
ドラマの中で・・・子犬が危篤で今にも死のうとしているとき・・・・
家族が子犬に「ありがとう・・・」と泣きながら何度も声をかけていたが・・・
私達にはそれが出来なかった・・・
それが、本当に心残りになっている。
映画は三本公開されるし・・・テレビでもペット関連ドラマがいくつか放送されている。
最近私達は、テレビ朝日系では金曜ナイトドラマ「犬を飼うということ ~スカイと我が家の180日~」を毎週欠かさず見ていた。
このドラマは完成間近の東京スカイツリーのふもとに住む、壊れかけた家族に一匹の子犬が加わったことから始まる物語。
崩壊しかけた家族が子犬を飼い始めてから、奇跡的に再生していく道のりを描くオリジナル・ストーリーのホームドラマだ。
先日が最終回だったが・・やはり辛い結果だった。
ドラマの設定で、子犬がガンに冒されていて・・・余命が告知されていて・・・
奇跡も起こらず・・・子犬は死んでしまった。
なにも・・・ドラマで子犬をわざわざ殺さなくても良いのに・・・・
ただ・・・ドラマの中で・・・ぐっと来るシーンが2カ所合った。
1カ所目は、前科放送されたドラマのラストで、子犬が飼い主が出かけた後に、住んでいるアパート内の部屋を別れを惜しむように・・・ゆっくりと見回るシーンがあった。
子犬が家族と暮らしていた部屋に別れを告げている設定だと思う。
このシーンを見たとき、ココアとの最後の夜が脳裏に浮かんだ。
ココアが死ぬ前の晩のことだ・・・・。
あれは、ココアが二度の痙攣を起こし・・・深夜に動物病院へ連れて行き応急処置を済ませ帰宅した後だった。
ココアに寝る前に獣医から処方されたブドウ糖を飲ませ・・・私達はココアといつものように横になった。
私と家内の間に寝かせ「川の字」になっての睡眠だった。
ココアが病気になってから・・・いつもこのように寝るようになっていた。
次の日は朝一番に・・・それも、通常診察時間より1時間早く来院するように言われていたので、私達は早く寝るようにした。
家内は薬の為か・・・すぐに寝息を立てていたが・・・
私はなかなか寝付けなかった。
ココアはフラフラしてはいたが・・・気持ち的に少し落ち着いた感じだった。
そう・・・だから、まさか・・・次の日に死ぬとは本当に思わなかった。
少しウトウトして・・・ふと目が覚めると・・・隣に寝ていたココアがいない・・・
目を家内の方に向けると、ココアは寝ている家内の上にお座りをしていた。
家内は気が付かなくて・・・寝息を立てていた。
ココアが何をしているのか横になりながら黙ってみていると・・・ココアは薄暗い私達の部屋を見回している・・・
不思議な光景だった・・・・
今思えば・・・ココアはもうこの部屋に生きて帰れないと知っていたのかも知れない。
私達と暮らしていた部屋に名残惜しんでいたのだ・・・
今もこの時のココアの姿を思い出すと・・・涙が流れてきてしまう。
そして、昨日の最終回・・・・
ドラマ内の子犬が死んだ後に、家族と一緒に暮らしていた部屋で、子供が子犬が嬉しそうに駆け回っている姿(幻か霊か設定はわからないが・・・)を見るシーン・・・
うちのココアも死後あのように私達の部屋を駆け回っていたのかも知れない・・・・
そう思ったとき・・・・少し救われた気がした。
ちなみに家内もドラマを見て泣いていたが・・・・
私とは泣くシーンが異なっていた。
家内は子犬が危篤の場面で涙がボロボロ・・・
私は子犬の遺体を自宅へ持ち帰り・・・遺体を前に餌や線香をあげた場面と・・・最後の子犬の幻が駆け回る所・・・
ドラマ内で、犬を飼っていた家族の長男が・・・死んだ時には泣かなくて・・・
子犬の亡骸を処理したり・・・仮仏壇みたいなものを準備してから、思いっきり泣いていたのが印象的だった。
男は・・・そう言うものなんだ・・・
ドラマの中で・・・子犬が危篤で今にも死のうとしているとき・・・・
家族が子犬に「ありがとう・・・」と泣きながら何度も声をかけていたが・・・
私達にはそれが出来なかった・・・
それが、本当に心残りになっている。
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